話がそれたが、

そんななかでパソコン初心者(なにを持って初心者とするか難しいが)が として、現在はjoomlaが一番お気にいりである。

だめなところも多いし、少し偏向した設計試行だが、初心者でもしっかりとページを追加していってもらえているところをみると、間違った選択でもないのだろうと思う。



それらをネットワーク上だけで解決する方向性になったのは、



情報とデザインがCSSという技術で切り分けれるようになったことも大きい。CMSでは、よくテンプレートという言葉で、ページの構成とデザインを つかさどる部分を管理する。ここはウェブデザイナーの腕の見せ所である。意外とわかってもらえてないが、そのデザイナーが作ったものを分割し情報化する作 業としてコーディングと呼ばれる仕事がある。コーダーと呼ばれる職種だ。このコーダーの力はいろいろなブラウザーでも同じように見えるように工夫したり、 パソコン、携帯、スマートフォン、タブレットなど多様化している閲覧機器に合わせた表示方法になるように調整している技能者だ。縁の下の力持ちであること が意外と知られてない。で、肝心な情報を上げるのはホームページを作りたいと依頼した本人である。意外となぜかここもやってもらえると思う人が多い。ま あ、大手企業で、文屋がいれば別だが、




私がホームページ制作を 受けるとまずするのは、特段デザインをしていない状態で、どんどん記事を追加していく。記事を追加することで分ける項目も見えてくるし、何を載せたいかが 見えてくる。まぁ、

写真を撮りに行って話をしながらどんどん情報を追加していく。この最初のきっかけもホームページ を作りたい人自身がして欲しいのだが、ま、作ったことがないものは無いものねだりなのでいたしたかないのだろう。ま、とにかく肉付けをしていける土台をつ くったら、公開できるように、どんどん肉付けしてもらう。お客様で加筆修正した結果がすぐに反映されるのがCMSのよいところだろう。いちいち直してとい われることもないし、まだ治らないのかとイライラされることもない。

さて、やっとタイトルのjoomlaの話。joomlaに出会ったの は、2005年9月。システマティックにウェブサイト(ホームページは最初のページという意味合いなので、私はウェブサイトの呼称の方が正しくて好き)が 管理運用できるものは無いかと探していて、Windowsサーバを立てる機会があったので、Plone(ZOPE)を使ってみた。システム設計は、ハワイ 政府で使われたということもあり、かなりしっかりとしていて、変更履歴管理があり、また文字だけでなく画像データなどもデータベースに送り込むとても面白 いシステムであったが、これは低額なレンタルサーバに入らない。なのでとPHPとSQLを使ったシステムを探すと、Geeklog、Drupal、 MODx、Nucleusなどに出会った。このなかでGeeklogは、かなり偏屈。自分の感覚に合わなかったのですぐにポイ。Dulpalはどちらかと いうとブログ要素が強かったので、チョイスから外れる。MODxは高性能すぎて没。そしてなぜか国内で、特にウェブデザイナーやホームページ制作会社 で人気のMovable Typeを使ったが、5万円払う気がなくさよなら。しかもアップデートがとても煩雑。Movable Typeは静的構成が基本で、時々変更を加えれるという設計思考のようで、動的サイトとして動かすのに当時は結構骨が折れた。そんな中で、joomlaは インストールの簡便性もさることながら、特筆すべきは日々のアップデートの簡便性が私の一番のお気にいポイントで ある。現バージョンではボタン一つでマイナーアップデートができるまで進化した。どうでもいいが、EC CUBEも見習ってほしい。またjoomlaのマイグレーション(メジャーアップデート)も癖があるが、きちんとサポートされてきている。これらの経験が 積めるのも、joomlaの開発元の更新がしっかり行われ続けているということが何よりも好ましい。